スタンリー・キューブリック

スタンリー・キューブリックの「Mind Tree」(3)- 取り憑かれる気質と「カメラの動き」

エイゼンシュテインの映画理論と撮影技術との出会い ▶(2)からの続き:「ルック」誌(オフィスは五番街にあった)の編集部は、夜間学校へ通い励むキューブリックを見込み、日中できる仕事を依頼します。キューブリックは編集助手として戸外で必要な写真を…

スタンリー・キューブリックの「Mind Tree」(2)- 人との交流は苦手だが、人の演技の撮影には深い関心

いつも35ミリ・カメラを首からぶらさげていた ▶(1)からの続き:キューブリックは中学校の成績にみあった地元の公立高校のウィリアム・ハワード・タフト校に進学します。中学校で成績のよい生徒たちはブロンクス科学高校に通いますが、キューブリックの成…

スタンリー・キューブリックの「マインド・ツリー(心の樹)」(1)- 学校生活が苦手、無口で落ちこぼれ

映画『2001年宇宙の旅』や『時計仕掛けのオレンジ』『博士の異常な愛情』など、映画の境界線を押し広げた名作をうみだした映画監督スタンリー・キューブリック。作家J.D.サリンジャーやトマス・ピンチョンのように、社交を拒否し、映画の表舞台にけっして姿…