2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ジャック・ケルアックの「マインド・ツリー(心の樹)」(1)- 若い頃、父から聞かされたケルアック家の「ファミリー・サガ(家族の物語)」。印刷会社を経営していた父は、かつて地元のフランス語新聞社でライター兼活字打ちとして働いていた

フレンチ・カナディアンとして幼い頃から親しんだフランス語で インタビューを受けているケルアック はじめに:若い頃、父から聞かされたケルアック家の「ファミリー・サガ(家族の物語)」 2007年、「ヒッピーの聖典』と化した自伝的小説『オン・ザ・ロード…

瀬戸内寂聴の「マインド・ツリー(心の樹)」(1)- 瀬戸内家の家業は「神殿仏具商」。小学校に上がる前すでに『祝詞』『般若心経』を諳んじれた。姉の担任先生の部屋で『世界文学全集』『日本文学全集』を読み漁る 

昭和64年・平成元年、「寂聴」が住職になった岩手県二戸市にある 東北の古刹・天台寺 はじめに:「寂聴」の由来。昭和時代、女性を主人公にした「伝記小説」を数多く著す 「瀬戸内寂聴」の名前が広く知られるようになったのは、折しも平成元年の世になってか…

土門拳の「マインド・ツリー(心の樹)」(1)- 染物の家業傾き父は北海道へ、貧乏な祖父母に預けられる。桐の老樹に憑依した拳の心。6歳、一家は東京谷中の裏長屋に引っ越す

土門拳が6歳まで暮らした山形県酒井市。鳥海山と月山に囲まれた酒井市は映画『おくりびと』のロケ地としても知られます はじめに:魂が”遊離”し、被写体に”憑依”するまで対峙する撮影現場 剣豪・宮本武蔵の”殺気”をはらむ「絶対非演出の絶対スナップ」の極…

梶原一騎の「Mind Tree」(2)- 小学校で暴れまわり、13歳「教護院」に送り込まれる。「国語」は抜群の成績。絵物語『ノックアウトQ』に熱中。商業高校1年の時、応募した小説が入選

敗戦後、川崎の公立小学校へ。ピストン堀口に憧れる。「ボクシング」が大好きに ▶(1)からの続き:疎開先の宮崎県日向町では、朝樹は地元の子供たちとは馴染めず、むしろ特攻隊員たちと仲良くなっています。隣県の鹿児島・鹿屋基地の特攻隊員が、最期の自…

スタンダールの「マインド・ツリー(心の樹)」(1)- 故郷グルノーブルの中心の広場に植えられた「自由の樹」と祖父の影響。心を開くことができなかった弁護士の父と子。7歳、母の突然の死

スタンダールが生まれたグルノーブルの町。アルプスを眺望できるこの自然溢れる町の中心地に、1783年に生まれている はじめに:欲望過となり、矛盾に陥り、意識が休まらなくなった近代人の魁として 小説『赤と黒』『パルムの僧院』『恋愛論』などで知られ、…

美輪明宏の「Mind Tree」(2)- 小学生の時、歌にオルガン、芝居、映画、「美人学校 画」に夢中に。反骨精神の根底にあるもの。前進座・川原崎国太郎の女形に「運命」を感じとる

丸山明宏、27歳の時 小学生の時、「音楽」への関心が露に。継母に買ってもらったオルガンに夢中になる ▶(1)からの続き:実母が亡くなってから間もなく、丸山界隈の資産家になっていた寺田家に若い嫁(11歳年下の輝子)がやって来ました。父・作市はこの4…

ロバート・キャパの「マインド・ツリー(心の樹)」(1)- 母は祖父一族から「不屈の精神」を受け継ぎ、ヨーロッパ放浪の旅をした父は「魅力」と「機知(ウィット)」の大切さを子供たちに教えた。家庭内にあった「長く続いた大戦闘」

Art Bird Books Websiteでも、「Mind Tree」を展開中です。「写真家のMind Tree」のコーナーへ。文章と違って「ツリー状」の紹介になっています。http://artbirdbook.com はじめに:前衛芸術家ジョルジュ・ケペシュから無期限で貸与された最初のカメラ 20世…

竹久夢二(1):「夢二ワールド」の根源になった郷土

「夢二ワールド」の根源になった郷土。3歳の頃から馬の「絵」を描きだす。大好きだった6歳年上の姉。「写生」に革新をもたらした担任の先生www.youtube.com はじめに:夢二の”樹根”が生み出した発想力多くの書籍の装幀や挿絵にもなった哀愁をたたえ、「大…