種田山頭火

種田山頭火の「マインド・ツリー(心の樹)」(1)- 山口・防府の大地主だった種田家。父の遊蕩三昧、女遊びで、母はノイローゼになり自殺。中学時代、俳句に熱中、「文芸同人雑誌」を発行

はじめに:郷土からもがれた”根っ子”。型破りの俳句を生みつづけた「漂泊の生涯」 俳人・種田山頭火には、「漂泊の生涯」という表現がよくついてまわります。わずかながら聞いた覚えもある「分け入っても分け入っても青い山」や「後ろ姿のしぐれてゆくか」と…