ジャンヌ・モロー

ジャンヌ・モローの「マインド・ツリー(心の樹)」(2)- モンマルトルの娼婦が屯する安ホテルに泊まりつづける。慰めは読書だった

映画『死刑台のエレベーター』より お転婆娘で、蛇を集めて薬剤師に売りつけに行った ▶(1)からの続き:ジャンヌ1歳半の時、父兄弟は店を売りにだしてしまいます。仲違いしてしまったのです。アナトールは家族と一緒に実家のあるマジラに近いヴィシーに戻…

ジャンヌ・モローの「マインド・ツリー(心の樹)」(1)- 英国ランカシャーからパリやって来た踊り子の母と小さなビストロ経営の父

はじめに ジャンヌ・モローとえば、フランスきっての大女優であり、映画『エヴァの匂い』(J.ロージー)や『死刑台のエレベーター』(ルイ・マル)『突然炎のごとく』(トリュフォー)『女は女である』(ゴダール)など、ヌーヴェルヴァーグ時代の作品がすぐ…