マーティン・スコセッシ

マーティン・スコセッシの「Mind Tree」(3)- 「リトル・イタリー3部作」はマーティン自身の「映し鏡」。記録映画『ウッドストック』を編集。両親に自分たちの幼少期のことを語らせたドキュメンタリー『イタリアン・アメリカン』

映画『タクシー・ドライバー』へとつながることになる初期映画『ミーンストリート』と合わせ鏡(一対)になるドキュメンタリー映画『イタリアン アメリカン』(1974年製作)。両親が暮らすリトル・イタリーのアパートで、両親に幼少期のことやイタリア・シシ…

マーティン・スコセッシの「マインド・ツリー(心の樹)」(2)- 故郷シチリアのことを、祖父母の”姿”と「映画」から学ぶ。神学校へ進学を諦め、映画のクラスのあるニューヨーク大学へ

映画『赤い靴』のダンスシーンに忘我するマーティンと『吸血鬼ボボラカ』で逃げ出すマーティン ▶(1)からの続き:少年マーティンは、司祭に見に連れていかれた映画『波止場』に感激しているかとおもえば(実際、20回は見ているという)、同じ11歳の年、『…

マーティン・スコセッシの「マインド・ツリー(心の樹)」(1)- 喘息の息子を映画狂の父は映画館に連れて行った。映画のシーンを「絵」に描きはじめる。8歳、一家はリトル・イタリーに舞い戻る

はじめに 映画『タクシー・ドライバー』、『レイジング・ブル』、『ミーン・ストリート』、『キング・オブ・コメディ』、『最後の誘惑』、『ニューヨーク・ニューヨーク』『グッド・フェローズ』など、マーティン・スコセッシの映画は、どれもスコセッシ自身…