エゴン・シーレ

エゴン・シーレの「Mind Tree」(3)- 19歳の時、ゴッホの芸術観から”啓示”をもたらされる。少年シーレ「自画像」に目覚める。シーレが「樹木」の絵を多く描いた理由

19歳の時、ゴッホの芸術観から”啓示”をもたらされる。少年シーレ、「自画像」に向う ▶(2)からの続き:ココシュカがゴッホに魂を貫かれてから3年後。シーレも19歳の時、ウィーンで開かれた大規模な「国際美術展、ウィーン1909年」で、シーレもゴッホの作…

エゴン・シーレの「Mind Tree」(2)- 美術アカデミーへの不満と深まる鬱屈、17歳の時、クリムトに素描を見せる

美術アカデミーへの不満と深まる鬱屈、17歳の時、クリムトに素描を見せる ▶(1)からの続き:念願のウィーン美術アカデミーに入学したシーレでしたが、シーレはキャンバスに向うのではなく、ここでも旧弊な壁に向うことになります。シュトラッホ先生の師で…

エゴン・シーレの「マインド・ツリー(心の樹)」(1)- シーレ一家は「鉄道一族」の家系だった。唯一の慰みの「スケッチ」をストーブで燃やした父(母)

はじめに:エゴン・シーレがもっていた扉のような「鏡」のこと ゴッホが亡くなった1890年、ウィーン近郊のドナウ河畔に彗星のごとく降ってきた一個の孤独な魂ーエゴン・シーレ。その魂は、地球上の奇跡の花や庭の香り、鳥の啼き声を聴いた時、鳥の目に<自分…